古いSF小説

Life

こんにちは。
今日はコーヒーネタではなく、最近手に入れた古いSF小説の文庫本について書きたいと思います。
中学生くらいの頃に、SF小説にはまっていた時期がありました。
ちょっと前後するかもしれませんが、当時は角川映画全盛期で、「戦国自衛隊」や「時をかける少女」などのSFモノが流行していました。
僕は当時アメコミとSF小説が好きで、本屋で立ち読みして面白そうなものは自分で買って読んでいました。残念ながら、当時持っていた文庫本は、引越しを繰り返しているうちに捨ててしまって、手元に残っていません。
最近、当時好きだった本をもう一度読みたくなって、ネット上で売りに出ていないか検索してみました。
すると……あった!しかも50円!安い!送料が300円。送料の方が高い!
というわけで、早速アマゾンで、ポチリ。購入しました。
それから数日後、ポストに本が投函されていました。
これがその本です。

豊田有恒著 「改体者(かいたいしゃ)」角川書店
懐かしー!何十年ぶりかに旧友に会った気分。そうそう、この怖いオッサンの顔、覚えてるわー。中学生の当時でも随分レトロだと感じていた表紙は、今見てもやっぱりレトロでした。
「美品」と書かれていただけに、破れやシミが無く保存状態は良。
ページをめくると、紙面は日焼けのせいで周囲が濃く、グラデーションを描きながら全体には薄い茶色になっています。このこんがり焼け具合が上手く焼けたマフィンのようで、なんとも言えません。


作品の内容は、それぞれ改体者のように「〇〇者」とタイトルが付けられた6篇から成る短編小説集です。遠い未来の宇宙空間や、遥か遠い別の惑星が舞台になっています。
この作品の初版が昭和年53年ですから、およそ30年前に書かれたことになりますが、21世紀初頭に人類は宇宙に飛び出して、別の太陽系にある惑星に植民地をつくったり、全身がほぼ機械のサイボーグを作っていることになっています。どうやらこのあたりは作者が想定していたより人類の進歩は遅いようです。僕自身、子供の頃には、21世紀になったら銀色のつなぎのような服を着て空飛ぶ自動車に乗っていると思っていました。(笑) 「21世紀になったらこれくらいテクノロジーは発達しているだろう」という期待みたいなものがあったのかもしれませんね。
そんな中で、「もしかしたら近い将来、これは実際に起きるかもしれない」と思った描写がありました。それは表題作の「改体者」の中で数百年間宇宙をさまよっていた主人公のサイボーグが、再び出会った人類は中国人だったという設定です。白人を中心にした欧米社会はサイボーグ化を進める中で滅び、それを行わなかった中国がその後の世界を支配しているという想定です。欧米社会が衰退しているかどうかは分かりませんが、現在の中国が宇宙開発にかける投資や、アメリカを追い抜こうという情熱を見ていると、十分あり得る未来だと思います。
今からさらに30年先の「未来」を思い描いてみて、それが30年後、どれくらい当たっているか検証してみると面白いでしょうね。僕は30年経っても銀色のつなぎだけは着ていないと予想しています。多分。。。

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