どんぐりコーヒーを淹れてみた

coffee

こんにちは。
最近、ガソリンの価格が随分高くなっていますね。半導体の供給不足から自動車や精密機器の生産に支障が出て、品薄状態になったり価格が上昇する事態が起きています。
あまり考えたくないことですが、もし、何かの理由でコーヒー豆が輸入されなくなったり、あるいは高騰して手が届かない貴重品になったら、皆さんはどうしますか?
「輸入出来ないなら、自分で作ったらいいんじゃないの?」
という考えもあります。コーヒーと言えば暑い国の植物という印象が強いですが、今では品種改良により日本国内でもコーヒーの栽培が出来るそうです。(もちろん、かなりノウハウは必要ですし、温室も用意しなければなりません。)
皆さんはコーヒーの木一本からどれくらいのコーヒー豆が採れるかご存知ですか。
UCCさんのホームページによると、一本の木から採れるコーヒー豆は焙煎した状態で約400gだそうです。コーヒーにして40杯。仮に年間400杯飲んだとして10本の木が必要ということになります。庭に温室を作って、10本のコーヒーの木を栽培するのはかなり大変そうです。
代用コーヒー
実際に第二次世界大戦中には、日本やヨーロッパでコーヒー豆が入手出来なくなるという事態が起きました。そのような状況で、「どうしてもコーヒーが飲みたい!」と思った人たちが考え出したのが代用コーヒーです。今でもタンポポコーヒーや大豆コーヒーはノンカフェインの健康飲料として愛飲している方がいらっしゃいます。
戦時中、ドイツではどんぐりの実を用いたどんぐりコーヒーが飲まれていたそうです。
ん、どんぐり? どんぐりだったら山や公園に行けば結構簡単に手に入るのでは? そう思いつき、近所の公園に行ってみると、あるある!あ、あそこにも!早速拾い集めて家に持ち帰りました。

どんぐりコーヒーを作ってみた
①まず、どんぐりの皮を剥きます。どんぐりは栗と違って皮が薄いので、ハサミで切れ目を入れるか、ペンチで割ると比較的簡単に皮を剥くことが出来ます。


②皮を剥いたら、適当な大きさにカットします。後でコーヒーミルを使うので、コーヒー豆くらいの大きさにしました。


③どんぐりは「あく」が強いので流水に二時間ほどさらします。


④次に天日で二日間ほど干します。拾ってきたどんぐりは345gありましたが、皮を剥いて、干し終わった時点で185gになっていました。


⑤次に焙煎します。焙煎器が無いので、土鍋で代用しました。コーヒー豆と同じように焙煎してからミルで挽く方法と、先に挽いたものをゴマのように煎るという二通りの方法を試してみました。ふたつを比較してみると、煎ってから挽いたどんぐりは、何か独特な匂い(どこかで嗅いだことがあるが、何の匂いか分からない)がします。これは美味しいのでは!と期待が膨らみます。色はやや明るめの茶色です。

 

挽いてから煎ったものの方はしっかり濃い色になっていて、芳ばしい香りがします。(焦げているだけか?)


⑥いよいよ抽出です。両方ともコーヒーミルは粗挽きのセッティングで挽いたのですが、どうも細かい粒子が出来てしまっているようで、フィルターの目がすぐに詰まってしまします。それでもなとか抽出し終わりました。お、なんかコーヒーらしい液体が出来てる!

どんぐりコーヒーの味は?
早速テイスティングしてみました。
まず、焙煎後に挽いたどんぐりコーヒー。ちょっと独特の匂いがします。味は……、し、渋い!と言うか、えぐい。このままではちょっと飲むのは厳しい味でした。やはり先焙煎だと表面的には焦げていても、中まで火が通りきっていないのかも。コーヒー用の焙煎器があればもう少し上手く出来たかもしれません。
次に、挽いてから焙煎したもの。こちらは幾分独特な匂いは抑えられ炭焼きコーヒー風の香りがします。味も苦みやえぐみが無く、飲み易い。あまり濃く作らず麦茶のように飲んだ方が美味しいかも。少し焦げても挽いてから煎る方がコーヒーに近い飲み物にはなったようです。
焙煎は重要ですね。

代用コーヒーはやはりコーヒーではない?
どんぐりコーヒーはかなり独特の香り成分があるのか、飲み終わってからもしばらく、香りの印象が頭と鼻から抜けず、ずっと脳内に居座り続けている感じです。このブログ記事を書いている今でもふとした拍子に、どんぐりコーヒーの匂いが蘇ってきます。結構きつい!
タンポポコーヒーや大豆コーヒーも飲んだことはあります。それはそれで美味しかったりしますがやっぱりコーヒーではない。(当たり前ですけど……)
コーヒーは遥か遠い国で作られ、何人もの人の手を経て、私たちが口に出来るものです。世界がひとつにつながっている証しのようなものです。代用コーヒーしか飲めないような世の中が来ないことを祈るばかりです。

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