コーヒーの思い出

Life

コーヒーが好きになった時のこと

こんにちは。今日は僕がコーヒーに目覚めた時の話を書きたいと思います。皆さんはコーヒーを好きになった時のことを覚えていますか? 僕が初めてコーヒーを美味しいと思ったのは、かれこれ30年ほど前、大学生の頃のことでした。当時、僕はバイトで予備校の講師をやっていたのですが、よくバイト仲間で飲みに行き、帰れなくなって先輩講師の家に泊めてもらいました。その先輩が朝起きた時に、いつもハンドドリップでコーヒーを淹れてくれたのです。鼻孔をくすぐる深みのある香りと、苦みの中に、ほのかに感じる甘みや酸味。古い木造アパートで飲むモーニングコーヒー、美味しかったなぁ。コーヒーと言えば缶コーヒーか、砂糖とミルクの入ったインスタントコーヒーしか飲んだことがなかった僕には、淹れたてのブラックコーヒーは、それまで僕がコーヒーに持っていた「苦い茶色い飲み物」というイメージを一変させるものでした。そして何より僕を驚かせたのは、こういう美味しいコーヒーは喫茶店でしか味わえないものだと思っていたのに、ちょっとした道具があれば一般家庭でも淹れられるということでした。それ以来、もっぱらコーヒーはホットのブラック。大学を卒業して社会人になってからは自分でもコーヒーを淹れるようになりました。コーヒーに関しては無理に背伸びをすることなく大人になれたなあと思うのですが、それはバイト先の先輩のおかげだと、今でも感謝しています。コーヒーや、お酒、煙草、本や映画、音楽……、そういった人生をちょっと豊かにしてくれるものを教えてくれた先輩たち。自分もそんな先輩のように誰かに何かを少しでも伝えることが出来たかのだろうかと自問すると、残念ながらあまり記憶にありません。でも、最近ちょっとうれしいことがありました。今年大学生になった息子が、自分でドリップしてコーヒーを淹れるようになったのです。これだけは、親父の背中を見て真似てくれたんだろうなと思いました。


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